荼毘に付す
- 2016年06月21日 (火)
イヴ姫をナデナデ。お耳が柔らかいね。しっぽがフサフサだね。
黒毛が自慢の姫をいっぱいナデナデしてあげます。
昨夜は激しい雨風、そして雷。
姫は鼻からそして口からも出血が少しづつ止まりません。
納棺師のお仕事を想像し脱脂綿で鼻をふさいだりしました。
それでも完全にはいかないので時々は頭の下にペットシートをしてその都度に取り換えることにします。
イヴさん、ごめんけどちょっと頭を上げさせてね。
すばやくシートを入れ替えて、協力してくれた姫にねぎらいの言葉。
はい、イヴ姫 グートグート。
姫のお世話をするのもこれが最後だもんね。
感傷的になりながらもきれいなままの体を保ってあげなくちゃ、と使命感もあります。
せめて飼い主らしいことはさせてもらうよ。
日付が変わって今日になってから避難勧告まで出ました。
自宅で最後まで通夜をしたかったのですが、イヴ姫の棺と共に高台に避難をします。
夜が明けてからひとまず安心と帰ってきました。
8時半の火葬まであまり時間がありません。
そう思っていると、その霊園から途中の道ががけ崩れで通れないとの連絡。
急遽、別の所を当たって11時からと予定変更。
これで、またお別れまでの時間が少しできました。
正直、ああよかった。
避難所からの戻りのままだとイヴ姫は車にのったまま。
予定が延びた事でまたお家に帰ることができます。
イヴ姫の姿もこれで見納め。
Kanjiさんから頂いたおやつ、いっぱい食べていいからね。
末期の水をとっていよいよ時間です。
イヴ姫、天まで届け。
11時32分、炉の点火スイッチを押しました。
その後からは雨もすっかり上がり、空にも明るさが戻っています。
雨待ち後の外に元気に駆けていくイヴ姫のことを思い出していました。
姫がやって来たのは8年半前。
寝食を伴にし、これまでどれだけ癒されてきたことか。
イヴさん、ありがとうね。
遺骨になったイヴ姫が帰って来ました。
こんなに早くエルと並ぶ日が来るなんて。
昨日の今日なので、まだまだ心の整理ができていません。
徐々に少しづつと思っています。
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏