がんばるワン旅日記Ⅲ

イヴ姫は悩んでいた。
目の前には階段がある。

なのにその手前には矢印が別方向へと誘導している。
スロープでんな。
あ、いつも姫が帰りに使うのとは別ものだけど。

ここは素直なイヴ姫、矢印に従って境内に行く。

途中の駐車場も白線をきれいに塗ってあるよ。
初詣の準備が着々と進んでるばいね。
さっきの矢印も車で来る参拝客の誘導用だったのか。

赤の門をくぐって社殿に向かう姫。

もう、おみくじも並べてあるよ。
ちょっと気が早すぎるだべ。

もしかして他の行事に対応してのことか？
うーん、分からない。

姫が悩んだ次は飼い主が悩む番なのであった。

今日はちゃんと起きたばい、四時前に。
イヴ姫もすでにスタンバイおっけー。

さあ、元気に参りましょうか。

クンクン。
人は石垣　人は城　なんてな事を申すようではございますが、
人がしろなら　姫は黒

外は寒かばってん月明かりが優しいよ。

イヴ姫さまを照らしてくれてます。

朝は寒いよ。

霜が降りて、うぅ寒い。
今日もまた明るくなってからの朝一番。

イヴ姫は元気、元気で元気あり過ぎ。
この後、一旦は家に帰って3分ほど休憩。

また今度は別ルートでお出かけの朝二番。
ダブルヘッダーをこなすとはタフ過ぎる姫。

さてさて、夕方。
外は寒いし早めに切り上げようと飼い主は考えた。
そうだ、五時ちょっと前に出かけるとよかばいね。

そして五時。
夕焼け小焼けで日が暮れて～♪
と、きたもんだ。

いつもなら一目散に家路をたどる姫。

が、今日は完全に無視。

取り込み中なんでしゅ。

おい、姫。帰りの時間を無視するのは不良の始まりばい。

イヴ姫さま、今日も朝一番から元気です。

えへへ、明るくなってからの朝一番。
当然、いつもの四時とか五時はパス。

風が冷たいが姫にはまったく気にならない様子。
だよね。

最初は雲の多かった空もやがて青くなってきたぞ。

松の木ばかりが松じゃない～♪
時計を見ながらただ一人～♪
今か今かと気をもんで～♪
あなた待つのもまつの内～♪
と、きたもんだ。

イヴ姫さま、夜中の二時過ぎに起き出し
飼い主の上に乗っかる。

姫、朝まで待とうね。
今から出かけると丑の刻参りになっちゃうよ。

昨日は朝から雨でクンクン不足のイヴ姫。
はい、定刻の四時におでかけです。

途中から小雨、時々強く降ってくる。
それでも冷たい雨も気にせずに元気なイヴ姫。

朝から5700歩。
うんうん、いい感じだべ。

おまけ

干し柿とみかんとどっちが美味しいでしゅか？の姫。

寒くなったよ。
と言うことで一昨日からは耳あてをして、セーターも着込んで
姫とでかける。

もっと寒くなったらマフラーもしてジャケットも厚めのに
変えにゃんけど、今はまだ大丈夫。
最低気温が0℃前後が目安かな。

イヴ姫は一張羅の毛皮コートだけんね。

さてさて、本日は鳥居をくぐって神社コース。

階段トレーニングが待っている。

その途中でも道草をする姫。
もう余裕でんな。

帰りはスロープを行くイヴ姫。
これなら抱っこされなくても済むモンね。
もはやこれも定着。

姫たちに限らず階段は下りに気をつける必要がある。
行きはヨイヨイ帰りもスタスタ
姫の選択は正解なのであった。

雨ニモ負ケル
風ニモ負ケル

ばってんがさぁ、冬の寒さにはそこそこ立ち向かうぞ。
そんな飼い主の心意気にイヴ姫も応エル。

と言うか、夏よりは冬のほうが調子があがるもんね、姫は。

今日は東攻めでしね。
園児が通う保育園までやってきたイヴ姫。

三日前に2歳になったばかりの園児。
イヴ姫に遊ばれるの嫌がるようになったよ。
手とか足とかをペロペロとなめられるのを嫌ってる。

もう、イヤ！

あぁ、姫もがっかりだよね。

朝から強風に雨。
イヴ姫さま、ああ残念で始まる12月。
明日からは真冬並みの2月を思わせる寒さが来るらしい。

もう、いやになっちゃうね。
と言ってもはじまらないから笑っちゃお。

そんな時、飼い主は青空を思う。

昨日のイヴ姫。
そして空の上ではエルも気持ちよく走り回っているだろう。

苦しいこともあるだろさ～♪
悲しいこともあるだろさ～♪
だけどぼくらはくじけない～♪
泣くのはいやだ笑っちゃお～♪
と、きたもんだ。

さあ今月も青空を思い想いガンバすんべえか、ね。