生い立ち 5 (リハビリ)
リハビリ!?
退院してから自分のペースをつかむまでの話です。
足が1本なくなってどれだけの負担なのか?いったいどれほどの体力があるのやら?
がんばるワン エル と飼い主の試行錯誤の数ヶ月間でした。
外に出るまで
退院から数日後に散歩に行く意志があるかどうか確かめてみました。リードをつけてやると庭から外へと出ようとはするのですが、ゆるやかな下りのスロープが障害になったようです。
途中までは行くのですが、引き返してしまいます。ある程度慣れるまでと庭で遊ばせることにして様子をみました。
3,4日してあと5,6歩という所まで来ました。そこから先はちょっと怖いのでしょう。抱き上げて道までつれていきました。
がんばるワン エル 自身の力で外に出ることができたのはそれから更に3,4日後のことでした。
初めての散歩
何日かは庭で遊んでいただけでしたがやはり外に行きたいようです。自力でスロープをクリアするには最初にしてはハードルが高いので抱っこして道まで連れていきました。
一歩一歩よちよち歩きで進みます。痛々しいその姿に「がんばれ、がんばれ!」と励ましながら、心の中では「そんなに無理しなくてもいいんだからね」。
思った以上に歩きました。まだ気持ちは昔のままなのでしょう。
多分精神力によるところが大きいように思いました。でもこれから先、毎日のことなので無理をしないように、がんばるワン エル のぺースを押さえなくてはそちらの心配のほうが気になりました。
この日から がんばるワン エル と飼い主の二人三脚ならぬ2Life5脚の新たな散歩コース模索の日々が始まることとなったのです。
試行錯誤
これまでの散歩道を行って適当なところで引き返そう、飼い主はそう思うのですが がんばるワン エル には戻るという選択肢はないようです。
途中で疲れての休憩もしばしば。自力での帰宅は無理と判断して強制だっこでの連行もたびたびありました。
がんばるワン エル 自身は最後まで自力で散歩したいようです。
なるべくその意志を尊重して早く自分の限界をわかって欲しいと忍耐の日々が続きました。
散歩の途中でイヤがったのはグレーチングでした。子犬の時は後ずさりしてなかなか渡ろうとはしなかった場所です。成犬になってからも足早にジャンプするように越えていました。やはり苦手なんでしょう。足が不自由になってから、また子犬レベルに戻ったようです。
そんな事もあってこれまでのルートを避けるようになりました。好きなように行かせるとまったく新しいルートを自分で開拓しました。
適当な所で「もう帰ろう」とリードをちょっと引っ張ってみます。「んにゃ、まだ行きたい」、そして帰りには疲れ果ててもう動かない。
一体いつになれば落ちつくんだろう、そんな日々が3ヶ月ほど続きました。
マイコース
変化が現れたのはそれからです。「帰ろう!」って言うと素直に帰るようになったのです。そしてある日の事、自分からくるりと向きを変えて戻るようになりました。
こうして開拓したのがAコース、Bコースのふたつ。その日の気分によって使い分けているようです。一時期は一日おきにきちんとしていたのですが最近はAが好みのようです。
夏場は途中で1、2回休憩を必要としていましたが涼しくなったからは調子がいいようでほぼ休憩なしで行けるようになりました。
やっと落ちついて散歩を楽しめるようになりました。
(注) 2001年のたぶん12月には完成した初代サイト「がんばるワン」の内容をそのままに、一部の訂正(がんばるワン→エル)にとどめて残しておきます。--2011.11.20--
でしゅ